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リネンのコート生地の色が決まり4色展開でお願いしています。
明治より機を守ってこられたお話などを聞いていたので、日本の伝統色より色を選びたいと思っておりました。
300色あるなかで選ぶ事はとても難しく悩みましたが、栗皮色(くりかわいろ)・桧皮色(ひわだいろ)・鶯色(うぐいすいろ)・菖蒲色(そうぶいろ)の4色でお願いしました。
緯糸(よこいと)はこの4色で決まりましたが、経糸(たていと)が決まらず当初社長さんより生成りのリネンでされては?との提案を頂いたのですが、菖蒲色にはグレーが良いのでは?と思いお聞きすると同時にグレーの濃さをどのぐらいにして良いかが分からないのです。と質問すると、2日程して社長さんが私のお願いした4色に近い色をお手持ちの糸で緯糸(よこいと)に、経糸(たていと)には生成り、グレーの濃淡4色で実際に織って下さり送って来て下さいました。
実際見てみるとイメージしている物と違い、社長さんにお電話し伝えると「そうでしょうね~お話していて感じたので実際近い生地を見て頂くのが良いと思い、うちである糸で織ってお送りしたんです。」とのお話でした。
色の組み合わせは本当に難しいと思いました。そして納得いく物を織ってあげようと思って下さり生地サンプルを送って下さった社長さんに、ありがたいと思う気持ちでいっぱいになりました。
今回経糸を1色、緯糸を4色にした理由は、織り機で布を織る際に経糸を張る事はとても大変な作業だそうです。
トップブランドと呼ばれる会社は、1種類の生地を何百m?何千m?と発注されるますが、私の場合はm数が少ない為各種類ごとに経糸を張り替えると、それだけで日数がかかってしまい(コストが上がってしまい)。実際お客様の手に渡る時にはとても高額な生地となってしまう為、経糸を1色、緯糸を4色にする事でコストを抑える事が出来る為社長さんは提案して下さったのです。
「先染めと後染めの風合いは確かに違いますが、経糸も4色にして緯糸も同じ糸で(先染め)織ったとして、ネット上で先染めだと表現する事が可能ですか?」と聞かれ、実店舗を持っていない為触って頂く事や実際に見て頂く事が出来ない為おっしゃる通りだと思いました。
「おっしゃる通りで、お忙しい時期にお手間ばかりとらせてしまう事は分かっているのですが、どうしても先染めで
シャトル機の生地が見てみたいんです。糸が染まってから生地が出来るまで、お伺いして出来る限り行程をお客様にお伝えして手間ひまを惜しまず作る物の良さを私自身感じたいですし、お客様に伝えたいんです。」とお願いしました。
「栗栖さんの思いは良く分かりました。少し考えますのでお時間を下さい。」とのお返事でした。
きっと私は問題児なんだろうな~と思いますが、諦めたく無いです。
でも自分で織りが出来ていたら、織りを習いに行った後ならこんなお願い出来ないんだろ~な~と思っています。
おっと、また12時を過ぎてしまいました。
明日こそ生地の透け感などが分かる写真を撮ろう!今日のお月さまはとてもきれいだったので明日はきっと晴れでしょう。
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