オリジナルリネン生地が織り上がりました。

念願のオリジナルリネン生地が織り上がりました。
更新が遅くなってしまい申し訳ございませんでした。お体大丈夫ですか?とのメールを頂いたり
無理なさらないで下さいね。とのメール本当に有難うございます。
今週は、秋冬物の生地を探しに行ったり、生地の撮影等でお返事が中々出来ないかと思いますので、この場をかりてお礼申し上げたいと思います。落ち着きましたら、お返事致します。

早速、織り上がるまでの工程の続きです。
上2枚の写真は、10/1に川島テキスタイルスクールの帰りに滋賀に行き撮影したものです。
1000本以上の縦糸を、職人さんが一本ずつ結んで下さったものです。右の少し白い糸だけが残っている部分を体験の為結ばせてもらいました。
約100本です。この経糸をはる作業が難しく、丁度その日は学校で経糸のテンション(はり)をみる勉強をしたのですが勿論1日やそこらで出来る物ではありません。
この経糸のテンションを一定にする事が、まず職人技でないと出来ない事です。
ゆるかったり、はり過ぎたり一定でないと生地がきれい織り上がってこない事は、なんとなく理解して頂けるのではないかと思います。
という事で、勿論私が習って来たとはいえ結んだ経糸はNGではり直して頂きました。
本来、職人さんが仕上げてしまえば良い事なのですが全ての工程を体験したいとの思いを伝えた為、学校が終わるまで織り始めずに待って下さっていました。
この時点で、夜の8時を過ぎていました。この日は、夜の10時過ぎに作業が終わり、いよいよ明日から織り始めます。との事でした。
そして、週末に連絡がありもう織り上がりますので最終見に来られますか?とても奇麗に織り上がってますよ。との連絡をもらい、本日お邪魔して来ました。

織っている状態を見て、「学校で習った手織りと同じだ~」と思わず声を出して喜んでしまいました。
3枚目の写真(ひ)と呼ぶのですが、綜絖(そうこう)6枚目の写真の銀色の板を上下に動かすことで経糸の間に隙間(7枚目学校の手織りの写真の方が分かりやすいかと思い載せてみました。)をつくり、横糸を左右に滑らせて生地を織って行きます。少し見にくいかと思うのですが、五枚目の写真の糸が横糸の杼の中に入っている糸です。これをカセから巻くのにとても時間も掛かりますし、織っていて横糸が無くなるつど交換する作業があります。

お客様の中には織りをされている方もいらっしゃいますし、私よりお分かりになったと思いますが、
本当にシャトル(杼)が動力なだけで、後の作業は手織りと全く変わりなく行われて行くのにビックリしましたし、織りの学校に行かなければどれ程大変な作業なのかも理解する事は出来なかったと思います。本当に良い経験が出来ました。とは言っても、まだ完成では無くこれから加工屋さんの手に渡って経糸に塗られている、糊抜きをして頂きナチュラルな仕上げに加工して頂きやっと完成。という事になります。加工屋さんも社長さんの中でこだわりがあるらしく、順番待ちで仕上がってくるのは末近くになる様です。本当に長い道のりでやって来てくれる、沢山の人の手をかけて出来上がる生地。本当に大切に思い作品にして下さる方の手に渡ればこれほど幸せな事はないだろうな~と思い家に着いたのは、夜の11時過ぎでした・・・。

やっと織り上がりましたよ!と皆さんに報告を、と嬉しい報告がもう一つあります。
今日、織元さんに近江上布を見せてもらい昔のリネンが今以上に素晴らしい糸だったと教えてもらいました。その当時の生地は今の様な価格では購入出来なかったそうですが。
その時に、35年前に織られたリネンを見せて頂きました。ビックリする程やわらかくそして素敵な生地でした。35年も前に織られているのに、古いと感じる事がありませんでした。
良いリネンとは、年数がたっても質が落ちないんですよ。そこがコットンの違いです。それ以上に今はこのクラスの糸は見る事が出来ないですね~とお話されていました。
そのリネンを分けて頂く事が出来ました。数も少なくサンプル等お渡しする事が出来ないのですが、長くなりますでのこの続きは明日以降に。

fabric mart  栗栖 陽子

  Shop-Bell   生地・布