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昨日より織元さんの所に行き実際に生地が出来るまでを見せて頂きました。只今23:45やっと自宅に帰って来る事ができました(泣)
初日、朝5時半に自宅を出発して織元さんの所に向いました、7時半過ぎに駅に到着。社長さんが駅まで迎えに来て下さいました。
着きましたら、早速カセ染めされた糸を見せて頂きました。とても魅力的な色で、この色にして良かった!と大喜びしていると社長さんが
これは、経糸(たていと)に使う物で20%ダウンしてあります。横糸は20%アップしていますのでまた後でお見せしますね。との話でした。
実は、今回栗皮色をお願いした際に「経糸と横糸に若干の濃淡を付けて織り上がった際に栗皮色になる様に出来たら素敵だな~と思うのですが可能ですか?」とお願いしたんです。
「栗栖さんの言う事は確かに正しいですよ、1色で生地を作るより2色で織った方が動きのある素敵な生地になります。ただ2色の糸を作るという事は・・・。」簡単に言うと無謀だしコスト高になり過ぎて売る事は出来ないでしょう。1色でさえリスクが高いとの内容でした。
まず糸のお話をしますね。と言うか聞いた通りに(若干覚えきれてない事もあるのですが)
糸はリネンの糸が高いと思われるのですが、実際は糸以上に加工賃がかかると言う事でした。
理由はいくら良い糸を使っても、染めが良くないと全く使い物にならないそうです。納得いく生地を求めるなら、糸・染め・織りこの3つのどれも手を抜けないとおっしゃっていました。
染色の仕方は、直接染料・反応染料・スレン染料などがあるらしく直接染料は家庭でも行える簡単な染めだそうです。化学反応をおこし定着させる方法らしく洗濯や摩擦等に強いものだそうで今回反応染料で染めて頂いたそうです。最後のスレン染料は以前までは大阪の工場で染めておられたらしく、ドイツに修行に行かれ特に麻に関してとても強い会社だったそうです。ただとても手間がかかる為金額がどうしてもかかってしまう為現在のニーズには合わずにたたまれた様です。
今回生地を販売する為に、色々な方にお話を伺いに行ったのですが皆さんおっしゃる事が、今の日本では手間暇をかけてする仕事をしている所は生き残って行けない。と、日本の技術の高いものが無くなって行くって悲しい事ですよね。
実際に私の友人でも、今回近江の織元さんに織って頂けるとの話をした際に「安くて良い生地頼むね!」との声でした。
消費者が私を含め、より安い物と思ってしまうのは仕方の無いことですが、今回2日間お世話になって本当に生産者と消費者の距離を感じて反省しました。
アイリッシュリネンと書けば高値で消費者は購入しているが、アイルランドのリネンは壊滅状態だとのお話を聞いてびっくりしましたが、食品偽装と変わらないな~と思いました、実際に滋賀以外にも静岡・愛知と工場を見せて頂きに行ったことがあるのですが、作られている物は誰もが知るブランドの物ですが生産者の方は質素というより生活事態が大変そうでしたし、工場もドンドン廃業されているらしいです。
食品の偽装も最初から騙すつもりでは無く、従業員や会社を守る為にぎりぎりの値段を言われ・・・。といった事もあるのでは?と思ってしまいます。(勿論どんな理由があれいけないことですが)
私たち消費者は、物の適正価格を見極める目を持つ事が大切だと思いました。(因みに私は有りませんので只今勉強中ですが・・・。)
でも、いくら良い物を作ってもお客さんの購入出来ない物では意味が無いのですよ。と社長さんに教えられ、これからの私のテーマだな~と思って帰って来ました。
いけない!また横道にそれてしまいましたが、既に1時を過ぎていますので今日はこのへんで・・・。
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